
超貴重なFIAT500 N (ヌオーバ) プリマセーリエ。
普通のNのノルマーレ、エコノミカのグレードができる前のタイプの最初期のタイプです。
Dタイプの前のグレードになります。
ドア前開きのDタイプもかなり希少ですが、Nは更に少ないんです、
その更に少ないNの初期3カ月のみ作られたモデル
1957年7月に最初のFIAT500 が製造されました。このFIAT NUOVA 500 Nはその7月に製造された個体になります。
製造番号も第一号がFIAT110★000101から製造がスタートして、この車両は002808 になります。

1957年頃はエンジン型式の後に製造番号がありました
初期の頃はエンジン製造番号までシャーシプレートに記載されていて、110★002860 現在でも積まれているエンジンがこの番号なんです、だいたいエンジンが焼き付いたり、壊れて載せかえたりして番号は不一致ですが、この個体は新車時のエンジンがそのまま積まれている、って言う意味なんです。そこがまた貴重なんです。
往時ならではの、特徴ある仕様も楽しい
サイドウインカーの涙型やリヤテールの楕円形やフロントマスク左右の3本ヒゲ穴などは有名ですが、左右のドアは上げ下げできずにはめ殺し、メーターはクビが短かかったり、ウインカーレバーは無くて、キーシリンダ上部の左右スイッチがウインカーライトスイッチはキーシリンダ、Fシートも簡素、リアなんかゴムマットなんです。
古いながらも、大切にされてきたプリマ・セリエ
他にもいろいろおもしろい箇所はありますが、何せ博物館級なモデルになります。もちろん新車時からのオーナーヒストリーもあるんです、65年間どこの誰が所有し現在まで、ナンバーも記載されており、歴代の皆さんが大事にされていたのがわかります。
Nuova500 旧チンクエチェント初期型 プリマ・セリエ【CM】1957年 当時 フィアット FIAT
@Fiat500 Channel
FIAT500 N (ヌオーバ) プリマ・セーリエについては、下記のサイトが詳しいです。参考にされてください。
最初の旧チンク!ヌオーバ500『プリマ・セリエ』はシンプルの極み!2代目FIAT500の誕生日は1957年7月4日
@cinquecentista